さて、今夜は何と乾杯しますか?
だんだんと師走の声が聞こえてくる今日この頃。今年も一年、本当によく頑張りましたよね!そんな自分へのご褒美や、クリスマス、年末年始の特別な食卓には、**「ちょっと背伸びした、極上の一杯」**を用意したい。そう思いませんか?
高級ワインと聞くと、フランスのボルドーやブルゴーニュを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれも素敵ですが、今回は私が**「隠れた女王」**と呼ぶ、とっておきのイタリアワインをご紹介します。
それが、イタリア三大高級赤ワインの一つ、**ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino)**です!
なぜイタリアワインは選びにくい?(そして、ブルネッロの立ち位置)
イタリアは独自のブドウ品種(地ブドウ)が非常に多く、種類が豊富すぎて「どれを選んだらいいの!?」となりがちですよね。私も昔は、キャンティやプリミティーヴォなど、知っている名前を選びがちでした。
でも、知れば知るほど、イタリアワインの奥深さに感動します。特にこの「ブルネッロ」は、その知識が感動に直結するワインの一つ。**「イタリアワインの女王」**とも称されるそのエレガントなスタイルは、一度味わうと忘れられません。
知識は美味しさを深掘りするためのツールですよ!
🍇 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの「色違いポケモン」知識
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが生まれるのは、イタリアをブーツに例えた時の「スネ」の部分、トスカーナ州。トスカーナで最も有名なブドウといえば、もちろんサンジョヴェーゼです。
ご存知の通り、キャンティもこのサンジョヴェーゼから造られますが、ブルネッロが使うのはちょっと特別なんです。それは、サンジョヴェーゼの亜種である**「サンジョヴェーゼ・グロッソ」**というブドウ。
例えるなら、ポケモンでいう色違いポケモンみたいなイメージでしょうか!
- グロッソ (Grosso): イタリア語で「大きい」
- ブルネッロ (Brunello): 地元での愛称で「色が茶色っぽい」
色が濃く、大きなポテンシャルを秘めたこのブドウが、力強さの中にも澄んだ透明感を持つ、唯一無二の「女王のワイン」を生み出します。
この「違い」にこそ、そのワインの個性と哲学が詰まっているんです!
✨ ナナが選んだ一本:リドルフィの「現代のエレガンス」
今回私が皆さんにご紹介したいのは、その中でも特に注目を集める生産者、**リドルフィ(Ridolfi)**が造る一本。
リドルフィ ブルネッロ ディ モンタルチーノ(約9,460円)
リドルフィは、13世紀にまで遡る由緒ある貴族の家系から、2011年にオーナーが変わり、新しい風が吹き込んでいます。醸造責任者であるジャンニ・マッカーリ氏は、ブルネッロの権威のもとで25年間もの実務経験を持つまさにスペシャリスト。
- 畑の転換: すぐさまブドウ畑を有機農法に転換。
- 土壌の個性: モンタルチーノ北東部の、ガレストロ土壌や海洋性土壌といった複雑なテロワールを最大限に活かしています。
彼の手がけるブルネッロは、濃厚さや重たさとは無縁。澄み切った透明感と、純粋で流麗な味わいが際立ちます。これぞまさに、**“現代のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ”**の理想形と言えるでしょう。
この繊細なバランスには、もう心から感動!思わずため息が出ちゃいます!
🍽️ 女王を輝かせる!至高のペアリング術
特別なワインには、特別なペアリングを施してあげたいですよね!ブルネッロが持つ「酸味」と「エレガントなタンニン」を活かすペアリングは、本当に奥が深いです。
1. トスカーナの王道ペアリング
Tボーンステーキ(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)
ブルネッロと同じトスカーナ州の特産であるキアーナ牛などの上質な肉を、シンプルに塩胡椒とオリーブオイルで炭火焼きにしたTボーンステーキは、まさに王道中の王道です。
ワインと料理の「お見合い」は、お互いの出身地を合わせるのが最高の近道ですよ!
2. 日本の調味料が生む「マリアージュ」
そして、私がお勧めしたいのが、日本の「醤油」や「味噌」を使った料理とのペアリングです!
トスカーナのサンジョヴェーゼは比較的高い酸味を持っています。この酸味が、日本の醸造調味料に含まれるアミノ酸(旨味成分)や塩味と驚くほど良い相乗効果を生むのです。
- おすすめ料理: 年末のすき焼き、または肉の旨味を重視したシンプルな焼肉。
- ポイント: 濃厚な旨味を持つ牛肉と、ワインのタンニンが理想的なマリアージュを生み出します。タレに頼りすぎず、肉の旨味を重視したシンプルな味付けが、ワインのエレガンスを邪魔しません。
この瞬間のために、私たちはお酒を飲むんですよね!
🥂 結びに
リドルフィのブルネッロは、まさに一年の労をねぎらうにふさわしい、贅沢でエレガントな一本です。知識を深めてから飲むと、その透明感、その複雑な味わいの構成に、きっと深く頷けるはず。
知ればもっと、美味しくなる。それが「ナナと一杯」の結論です!

