さて、今夜は何と乾杯しますか?
フリーランス酒類コンサルタントのナナです! 今日皆さんと共有したいのは、一口飲んだ瞬間に私の「ワイン観」を鮮やかに塗り替えてくれた、ある特別な1本のお話。
日本ワイン界のレジェンド、平山繁之さんが手掛ける「霜 SOU 2024 ROSE」です。
醸造家・平山繁之氏が描く「場所文化」としてのワイン
平山さんは、国内外で40年以上ワインと向き合ってきた大ベテラン。メルシャンや勝沼醸造を経て、2018年に自らのワイナリー「98WINEs」を設立されました。
平山さんが何度も口にされる言葉に、「ワインは場所文化」というものがあります。
「その土地の空気、水、そして人が作る。ワインは農産物ではなく、文化なんだ」と仰る平山さんは、山梨の気候に最も適した品種、甲州とマスカット・ベーリーAの2品種しか使いません。
化学農薬を使わず、その場所の個性を素直に表現する。2020年からは酸化防止剤無添加でのリリースをスタートされていますが、それは決して「放置」するのではなく、緻密な衛生管理と情熱があってこそ成せる業。まさに、自然と技術の結晶なんですね。
さらに素敵なのが平山さんの「100点を目指さない」という哲学。 「98WINEs」という名前には、「あとの2点は、飲む人が、その時の状況や料理、一緒にいる人と楽しむことで完成させてほしい」という余白への想いが込められているんです。
「ロゼ」を超えた「ブルージュ」という選択
この「霜 SOU ROSE」は、単なるロゼワインではありません。
醸造方法がとってもユニーク!発酵中のマスカット・ベーリーAに、後から収穫された甲州を足して発酵を進めるという、革新的なスタイルなんです。
本来、フランス語の白(Blanc)と赤(Rouge)を掛け合わせた造語である「ブルージュ(Blouge)」。一般的には赤と白のブレンドを指すこともありますが、平山さんの場合は「異なる品種がタンクの中で共に発酵し、溶け合う」という、より一体感のある造りを選んでいます。
赤でも白でもない、そして一般的なロゼとも一線を画す。 この自由なスタイルが、今、感度の高いワイン好きの間で大きな支持を集めています。
ナナのテイスティング・メモ
グラスに注ぐと、吸い込まれそうなほど美しいロゼ色。 「あぁ、この色、この香り…五感にじわじわ染み渡るようです」と思わず独り言が出てしまうほど。
フレッシュな果実味がありながら、体にスッと馴染む優しさ。まさに「霜」という名がふさわしい、凛とした透明感を感じます。
「器」と「食」で広がる、至福のペアリング
このワインをより楽しむための、ナナ流の提案です!
【おすすめのペアリング】
「サーモン・マリネ」が抜群の相性です! サーモンの脂の甘みと、ワインの軽やかな酸味、そしてブルージュならではの深みが手を取り合う瞬間は、まさに……
「お酒と料理が手を取り合って、ワルツを踊っているみたい!」
そんな感動があります。ぜひ、少し大きめのグラスで、香りの広がりとともに楽しんでみてください。
商品情報
- ワイン名: SOU ROSE / 霜 ロゼ 2024
- 生産者: 98WINEs
- 品種: 甲州、マスカット・ベーリーA
- 価格: 2,750円(税込)
興味のある方は、ぜひ98WINEsさんの公式サイトもチェックしてみてくださいね! https://98wines.jp/
おわりに
98WINEsさんのワインを飲むたびに、日本ワインの未来はこんなにも明るくて、自由なんだと勇気をもらえます。平山さんが残してくれた「2点の余白」を、皆さんは何で埋めますか?
知ればもっと、美味しくなる。それが『ナナと一杯』の結論です!
皆さんは、最近どんな日本ワインに感動しましたか? ぜひコメント欄で教えてくださいね。皆さんの「最高の一杯」のお話、楽しみに待っています!
次はどのワイナリーを旅しましょうか。また次回の更新でお会いしましょう!

