山形の地で「ブドウが主役」を貫く!100%自社栽培の本格派ドメーヌ「蔵王ウッディファーム」の魅力

白ワイン

さて、今夜は何と乾杯しますか?

こんにちは、ナナです!今日は私が今、もっとも皆さんに知ってほしい日本ワインの作り手をご紹介します。

舞台は山形県上山市。ここで50年も前からワイン専用品種の可能性を信じ、現在は100%自社栽培(ドメーヌスタイル)で、驚くほど純粋なワインを醸している「蔵王ウッディファーム&ワイナリー」さんです。


始まりは50年前のカベルネ。夢を形にした「ウッディファーム」の物語

「ウッディファーム」というお洒落な名前、実は代表の木村さんの苗字「木村」を英語にしたものなんです。遊び心があって、一度聞いたら忘れられませんよね!

木村家はもともと代々続く果樹園。ワイン造りのきっかけは、なんと50年も前にフランスから輸入されたカベルネ・ソーヴィニヨンを他に先駆けて植え付けたことでした。

木村さんは、山形の老舗「タケダワイナリー」の故・武田重信さんと親交が深く、全国の畑を一緒に視察して回っていたそうです。武田さんの「ワイン造りは良いブドウから」という想いに深く共感し、2013年に念願の免許を取得。ついに自らのワイナリーを立ち上げました。

現在、9ヘクタールもの広大な畑には、日本固有種は一切なく、すべてヴィニフェラ種(ヨーロッパ系品種)が植えられています。造り手の魂が、一滴一滴に宿っているのを感じます。


赤土と黒土。テロワールが描く、味わいのコントラスト

ウッディファームさんの畑は、蔵王連峰の麓、山あいの扇状地にあります。驚くべきは、その「土」へのこだわりです。

  • 山の赤土(粘土質):養分は少なく、それがカベルネ・フランやアルバリーニョなどの品質を劇的に向上させます。
  • 黒ボク土:養分が多く水持ちが良いため、ブドウに「ふわっ」とした優しい、親しみやすさを与えてくれます。

この土壌の使い分けが、ワインに多様な表情を生んでいるんです。ここのテロワールが、グラスの中でこうも雄弁に語りかけてくるなんて……! 畑の個性がそのまま液体になっている贅沢さに、思わずため息が出てしまいます。


「ブドウが主役」という揺るぎない信念

ちょっと専門的なお話もさせてください!

ウッディファームさんの醸造哲学は、とにかく「ピュア」の一言に尽きます。

  • 補糖・補酸をしない
  • セニエ(液体を凝縮させるための液抜き)をしない
  • 原則、無濾過・非加熱

たとえ糖度が低い年があっても、砂糖を足してアルコールを補強することはありません。「醸造側の解釈で、畑での1年間の作業を変えてしまいたくない」という、ブドウへの深い敬意……。この繊細なニュアンス、まさに職人技の結晶ですね。

100%自社栽培だからできる「究極のこだわり」

「自社栽培100%」の強みは、収穫時期を極限まで見極められることにあります。

同じ畑でも、ブドウには熟度にバラツキが出ます。これを一括で収穫せず、熟度ごとに分けて収穫し、個別に醸造する。

買いブドウでは決してできない、気が遠くなるような手間暇です。でも、これこそがウッディファームさんのワインに深みと複雑さを与えている秘密なんです!


唯一無二!ポップでアーティスティックなエチケット

ウッディファームさんといえば、その個性的なラベル(エチケット)も有名ですよね。

「フランスの真似はしたくない」という木村さんの思いから、地元の切り絵作家さんとコラボレーション。木村さんが自らが描いた絵コンテをもとにデザインされています。食卓にあるだけで心が躍るような、まさに「ウッディファーム・スタイル」です!

また、洋梨(ラ・フランスなど)の栽培も盛んで、それらを使ったポワレ(洋梨のシードル)も絶品。自社栽培の良質な果実を贅沢に使うため、他では真似できない芳醇な香りが楽しめます。


本日の1杯:ウッディーファーム シャルドネ 2023

今回私がいただいたのは、こちらの1本!

【ウッディーファーム シャルドネ 2023】 価格:2,750円(税込)

シャルドネは、その土地の特性(テロワール)を最も反映する品種と言われています。

グラスに注ぐと、ピュアな白桃やバナナのような甘い香り。口に含めば、樽由来の柔らかく落ち着いた果実感が広がります。決して派手ではありませんが、いつまでも寄り添ってくれるような滋味深い味わい……。

もう、一口飲んだ瞬間に心が躍っちゃいました!


まとめ:日本ワインを一緒に応援しませんか?

蔵王ウッディファームさんのワインは、飲むたびに山形の風と、造り手の実直な愛情を感じさせてくれます。

みなさんにも、この感動をそのままお届けしたいです!

気になった方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみてください。一緒に、素晴らしい日本ワインの世界を盛り上げていきましょう!

蔵王ウッディファーム&ワイナリー 公式サイト

知ればもっと、美味しくなる。それが『ナナと一杯』の結論です!


ナナのあとがき

最後まで読んでくださってありがとうございます! ウッディファームさんのワインを飲んだことがある方、また「このワイン気になる!」と思った方、ぜひコメント欄で教えてくださいね。皆さんの感想を楽しみにお待ちしています!

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