🍷 【クラフトジン】「小正ほうじ茶ジン」が導く和のアロマ！おすすめの飲み方とペアリングを酒類コンサルタントが徹底解説！

皆さん、こんにちは！酒類コンサルタントのナナです。

最近、バーや酒屋さんで「クラフトジン」という言葉をよく耳にしませんか？ジン＝ジントニック、というイメージが強かった方も多いと思いますが、ここ数年、個性あふれるクラフトスピリッツが世界中で、そして日本でも続々と生まれているんです！

このクラフトジンの波、本当に目が離せません。日本のジンは特に、その土地ならではのボタニカル（香りづけに使う植物）を使うことで、世界でも類を見ない独特の進化を遂げています。

そして今日、私が皆さんに熱く語りたいのが、その中でも特に異彩を放つ一本、「小正ほうじ茶ジン」です！

「クラフトジン」の話の前に、まずはジンの基礎をおさらいしておきましょう。

ジンとは、アルコール度数が37.5%以上で、「ネズ（杜松）」という木の球果であるジュニパーベリーを使って香りづけされたスピリッツのこと。このジュニパーベリーこそが、ジンであるための絶対条件です。

通常、この爽やかなジュニパーベリーの香りを活かすために、甘めのトニックウォーターで割るジントニックが定番の飲み方なんですよね。

ここがポイントなんです！ 多くのジンはこのジュニパーベリーの個性を主役にしますが、クラフトジンはそこにプラスされる「その他のボタニカル」に蔵元や蒸留所の個性が光るんです！

では、本題の「小正ほうじ茶ジン」です。その名の通り、このジンはジュニパーベリーの他に、ほうじ茶とヒノキで香りづけがされています。

製造元の小正醸造さんは、鹿児島で長年、本格焼酎を作り続けてきた蔵元さん。2017年には、世界的にも評価の高いウイスキー蒸溜所「嘉之助蒸溜所」を立ち上げたことでも知られています。

このジンは、「ウイスキーを寝かせている間に、小正醸造の自慢の焼酎を活かしたジンを造ろう！」という、情熱とアイデアから誕生しました。

もう、このストーリーを聞いただけで、胸が熱くなりますよね！ 伝統を大切にしながらも、新しい挑戦を続ける姿勢。このジンには、そんな蔵元さんの魂が詰まっているんです。

さて、この和のアロマをどう楽しむか。小正醸造さんが推奨している飲み方、そして私が特に感動した飲み方をご紹介しますね。

これはぜひ試してほしい！

寒い季節に試してほしい、至福の飲み方です。

ここがロジカルな面白さなんです！ ジン＝冷たい飲み物、という常識を覆すことで、日本のボタニカルの「温かい魅力」が浮き彫りになるんです。

この「小正ほうじ茶ジン」は、その和の風味から、ジントニックの定番ペアリングとは一線を画します。

この組み合わせ、まるでマリアージュの奇跡です！ 私が試して「これは間違いない！」と確信したペアリングをご紹介しますね。

脂っこいお肉料理: ソーダ割が特におすすめ。炭酸とほうじ茶の渋みが、お肉の旨味を優しく包み込みながら、口の中をリセットしてくれます。角煮や牛すじ煮込みなども最高です。
和菓子: お湯割りと最高の相性！特に羊羹やみたらし団子などの甘味と、ジンの香ばしさが口の中で溶け合います。食後のデザートと一緒に、ゆっくりと楽しんでみてください。
チーズ: 熟成感のある味噌漬けチーズや、カマンベールなどのクリーミーなものも意外と合います。和のボタニカルが、乳製品のコクを奥ゆかしい風味に変えてくれます。