🍾 導入:さて、今夜は何と乾杯しますか?
ワイン愛好家の皆さん、こんにちは!酒類コンサルタントのナナです。
さて、今夜は何と乾杯しますか?
私がお届けしたいのは、飲んだ瞬間に「知ればもっと、美味しくなる」という喜びを心から感じられる一本です。イタリア・トスカーナ州というと、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノといった重厚で伝統的な銘醸地というイメージが強いですが、そんな土地から今、彗星のように現れた若き新星がいるんです!
今日ご紹介するのは、マヌエル・プルチーニさんの手掛ける自然派ワイン、その名も**「ベリチオ・デル・シルカ 2024」**。
このワイン、エチケットも名前も、そしてストーリーも、本当に心を揺さぶられるんですよ!
🍇 ベリチオ・デル・シルカ:ブドウが叫ぶ『風』の物語
まず、このワインのラベルを見てください!叫んでいるような人の顔が描かれていて、とってもユニークですよね。そして「ベリチオ・デル・シルカ」という名前…なんだか読みにくいし、少し物騒な響きだと思いませんか?
実はこれ、古いトスカーナの方言で**「悲惨な悲鳴」**を意味するんです。
🌬️ 自然の四大要素『風』を象徴するキュヴェ
マヌエルさんのワインは、自然の四大要素(土、水、空気(風)、火)を象徴しているのですが、このキュヴェが担っているのは『風』。
このワインが生まれる区画は、ブドウ木が畑の傾斜に対して水平に植えられています。そのため、強い風が吹くと、ブドウ木がナイフのように風に切り裂かれ、支柱のワイヤーに触れて**「悲鳴のような」音を発する**ことが名前の由来なんですって!
「ああ、なんて情熱的なエピソードなんでしょう!」
この狂暴な風が、実は畑の生物多様性を促してくれているというのも、自然派ワインの奥深さですよね。この区画だけで10品種ものブドウがランダムに栽培され、その年のブドウの出来によって毎年異なるスタイルが生まれる…まさに自然の力と人の情熱が織りなすアートです。
「これこそテロワールの神髄、と言えるのではないでしょうか!」
✨ 生産者マヌエル・プルチーニの哲学
マヌエル・プルチーニさんは、耕作放棄されたブドウ畑を借り受け、2017年にワイナリーを設立した若き生産者です。
彼のワイン造りの哲学はシンプルにして強靭。
- 人為的介入を最小限に。
- 化学的な技術や人工添加物は一切不使用。
- 野生酵母による自然な発酵。
- SO2(酸化防止剤)はボトリング後のネガティブな反応を避けるため、必要最低限のみ添加。
古き良きトスカーナの伝統を重んじつつも、**「ブドウ本来の生命力を最大限に引き出す」**という新しいアプローチ。伝統的な地域だからこそ、彼の挑戦はひときわ輝いて見えます。
🍊 味わいの鍵!2つの主要品種を深掘り
このワインの品種構成は、**ヴェルメンティーノ 55%、マルヴァジア 30%、その他 15%**です。この組み合わせだけでも、もう美味しい予感がしませんか?
1. ヴェルメンティーノ (Vermentino)
- 特徴: 柑橘系(グレープフルーツ、レモン)や爽やかなハーブの香りが特徴的。キレのある酸味とミネラル感が魅力。
- ペアリング: 魚介類、特に白身魚のカルパッチョや、レモンを絞ったフリットなど、軽やかでフレッシュな料理と相性抜群です。
2. マルヴァジア (Malvasia)
- ちょっと豆知識: 実はマルヴァジアはグループ名で、20種類以上ものクローンが存在するんです。
- 特徴: マスカットのようなムスク香、アプリコット、桃、ハチミツ、柑橘類、花のニュアンスなど、非常に豊かで複雑な香りが特徴的。ワインに深みとアロマティックな広がりを与えます。
この爽やかさと芳醇さのベストバランス!飲んでみる前から、「これは間違いない!」と確信しました。
🥂 テイスティング:自然がじんわり染み込む瞬間
実際にグラスに注いでみると…
飲んでみてびっくり!
口いっぱいに広がるのは、グレープフルーツやレモンのようなさわやかな酸味と、カチッとした硬質なミネラル感。トスカーナの太陽と風を感じるような、清々しい骨格があります。
しかし、それだけで終わらないのが、さすがナチュールワイン!その後から**じんわりと染み込んでくるような、奥深い「うま味」**を感じるんです。この優しさが、疲れた心をそっと包み込んでくれます。
「もう、このワインのためだけに酒器を新調したくなっちゃいます!」
私はこのワインを、ソファーに座ってゆっくり、ただただブドウと自然の力に感謝しながら飲みたいですね。こういうワインに出会うと、改めて自然派ワインの持つ特別な魅力に引き込まれます。
「これこそが、私が追い求める真のペアリングです!」
🌟 結び:知識は感動へ変わるチケット
マヌエル・プルチーニさんの「ベリチオ・デル・シルカ 2024」は、トスカーナの新しい風を感じさせてくれる、知的で感動的な一本でした。
エチケットの裏にあるストーリーや、ブドウ品種の個性を知ることで、ワインの持つ表情が何倍にも豊かに感じられますよね。
知ればもっと、美味しくなる。それが『ナナと一杯』の結論です!
💌 ナナと一杯、次は何で乾杯しますか?
皆さんは、トスカーナの自然派ワインを飲んだことがありますか?または、この「ベリチオ・デル・シルカ」のストーリーを読んで、どんな風に感じましたか?
ぜひ、コメント欄であなたのワイン体験や感想を教えてくださいね!

