【火の帆ジン】飲んで森林浴！北海道・積丹の魂が灯る「火の酒」の深い魅力

さて、今夜は何と乾杯しますか？

私、ナナが最近心奪われているのが、ジャパニーズジンの世界！✨ その多様性と奥深さに触れるたびに、「知ればもっと、美味しくなる」というモットーを改めて実感しています。

特に今回ご紹介したいのは、北海道の積丹半島から生まれたジン、「火の帆（ほのほ）」です。

実は私、この美しいボトルデザインに一目惚れしてジャケ買いしちゃいました！ボトルの形も可愛いし、ラベルの力強いロゴもかっこいいんですよね。でも、本当に驚いたのは、その中身！

一口飲んで、思わず「これは、まるで飲む森林浴だわ！」と感動したんです。疲れた心と体に、優しく染みわたるような深いリラックス感…。

⚓「火の帆」が持つ、熱いコンセプトと積丹の魅力

このジン、ただ美味しいだけじゃないんです。背景にあるストーリーがまた、人の魂に火を灯すような熱いものなんですよ。

1. コンセプト：「火の酒」としての情熱

「火の帆」のコンセプトは、「人々の魂に火を灯し勇気と希望を与える『火の酒』をつくる」こと。

蒸留酒は、火を使って余計な雑味を落とし、ピュアな深い味わいを抽出することから、別名「火の酒」とも呼ばれます。約200万年前に火山活動で生まれた積丹半島と、「火」というテーマが強く結びついているのが、またロマンチックですよね。大地の生命力あふれるボタニカルを「火」で抽出し、力強いエネルギーを私たちに届けてくれる…。こういう背景を知ると、より一層愛着が湧いちゃいます！

2. 積丹の厳しい自然が育む「生命力」

ジンの個性は、使用するボタニカルの種類と質で決まります。そして「火の帆」の最大の特徴は、積丹の厳しい自然を生き抜いた植物たちの「生命力」にあるんです。

冬の激しい風雪に耐え、岩肌に根を張るミヤマビャクシン。
長い冬のエネルギーを一気に解き放つ春の花々。
専用のボタニカルガーデンで育まれる、約100種類の豊かな植物たち。

中でも、アイヌの人々が「森の女神」と称したアカエゾマツがこのジンの核になっています。厳冬期も葉を落とさない凛とした姿は、まさに希望の象徴。このアカエゾマツの深いオレンジのアロマを基調に、積丹の大地が凝縮されているんです。

🌲 テイスティング：深い森とオレンジのハーモニー

もちろん、ジンである以上、ジュニパーベリー（松ぼっくりのような実）の香りはしっかりと感じられます。これはジンの定義の一つですからね。

（ちなみに、ジンの基礎知識やジュニパーベリーについては、以前書いたブログ記事「小正ほうじ茶ジンのブログ」もぜひ読んでみてくださいね！）

ですが、「火の帆」を特徴づけているのは、やはりこのアカエゾマツから来る深い森、大自然のアロマ！

ふぅ、これだからお酒のテイスティングは辞められない！

香り： 森林浴をしているかのような、深く落ち着くウッディな香り。そこに爽やかなオレンジの果実感が重なります。
味わい： 口に含むと、大地の生命力を感じるような力強さがありつつ、非常に滑らか。オレンジの甘酸っぱさと、後からくる穏やかな苦みが、全体を大人の味わいへと高めてくれます。
フィニッシュ： アフターに心地よい苦みが残り、キリッとした印象で締めくくられます。

私、疲れた日には炭酸割にして一口飲むのが定番になりました。一口飲んだ瞬間に、まるで温かい入浴剤を入れたお風呂に浸かっているかのような、ふっとリラックスした感覚になるんです。