リンゴで作ったお酒!「パーラーシードル」を深掘り!あの名酒・仙禽が挑むナチュールの世界

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さて、今夜は何と乾杯しますか?

皆さんは「シードル」というお酒を聞いて、パッとどんな飲み物かイメージが湧きますか? 「名前は聞いたことあるけど、実はよく知らない…」という方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、栃木県が誇る銘酒「仙禽(せんきん)」がつくる『パーラーシードル』。 日本酒のトップランナーが、なぜ今「リンゴ」に情熱を注ぐのか。その秘密と、シードルの魅力についてたっぷりお届けします!

そもそも「シードル」ってどんなお酒?

まずは「シードルとは何か」を、3つのポイントで分かりやすくお伝えしますね!

  1. 原料はリンゴ100%の「スパークリングワイン」 ブドウからワインを作るのと同じように、リンゴの果汁を酵母で発酵させて作ります。リンゴの糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されるため、自然で心地よいシュワシュワ感が特徴です。
  2. アルコール度数が低くて飲みやすい! 一般的なワインが12%前後なのに対し、シードルは2%〜8%程度。ビールと同じか、それよりも低いくらいなんです。「お酒があまり強くない方でも、安心して楽しめるのが嬉しいですよね!」
  3. 「サイダー」との違いは? 昔、イギリスから「サイダー(Cider)」という言葉が伝わった際、たまたまリンゴの香りをつけた炭酸飲料だったため、日本ではジュースのイメージが定着しました。でも、世界で「シードル」と言えば、立派な大人の醸造酒のことなんです!

日本酒のトップランナー「仙禽」がなぜリンゴに挑むのか?

「えっ、あの仙禽がリンゴのお酒を作っているの?」と驚く方も多いはず。 実は、彼らが掲げる「テロワール(土地の個性)」と「自然な造り」を突き詰めた結果、このシードルに辿り着いたという熱いストーリーがあるんです。

日本酒のプロがリンゴのお酒に挑む理由、その核心に迫る3つのポイントを解説します。

1. 「テロワール」をよりダイレクトに表現したい

仙禽は、蔵と同じ水脈で育った米だけを使う「ドメーヌ(自社所有の田畑)」という考え方を大切にしています。

  • 日本酒の場合: 米を削り、蒸し、麹を作り…と工程が複雑で、造り手の技術(並行複発酵)が大きく介入します。
  • シードルの場合: 果汁をそのまま発酵させる「単発酵」。

「これぞ、素材の力が試される瞬間です!」 仙禽は、より素材(栃木県産のリンゴ)の個性や土地の味がダイレクトに反映されるシードルに、日本酒とは違う魅力を感じ、「土地の恵みをそのまま瓶に閉じ込めたい」という想いから挑戦を始めました。

2. 「ナチュール(自然派)」へのこだわり

仙禽には「仙禽ナチュール」という、江戸時代の伝統製法を復活させたシリーズがありますが、シードル作りもこの哲学の延長線上にあります。

  • 自然発酵: 培養酵母を添加せず、リンゴに付着している野生酵母だけで発酵させます。
  • 無濾過: 果実本来の旨味を残すため、澱(おり)を取り除かず、酸化防止剤も最小限に抑えています。

まさに「ワインや日本酒の枠を超えた、純粋な発酵飲料」。果汁に余計な手を加えず、自然の力で究極の美味しさを引き出しているんです。

3. 元ソムリエ、専務・薄井一樹氏の感性

仙禽の専務・薄井一樹氏は元ソムリエという異例の経歴を持っています。 ワインの知識が豊富だからこそ、「酸味」をポジティブに捉える感性があり、日本酒の常識にとらわれない新しい味作りを得意としています。彼にとって、リンゴの持つ「酸」と「甘み」を活かして、現代の食事(フレンチやイタリアンなど)に合うお酒を作るのは、自然な流れだったと言えます。


実際に飲んでみた!そのお味は…?

栃木県産リンゴを100%使用したこのシードル。 爽やかな甘さと蜜っぽさのバランスが絶妙で、キリッとした酸が全体をまとめています。 「この味わい、五臓六腑に染み渡ります…!」

アルコール度数も6%と低めなので、まさに「大人の贅沢なジュース」という感覚で、スイスイ飲めてしまいます。

世界を広げる蔵元たちの挑戦

愛知県の『醸し人九平次』さんがフランスでワインを作ったり、『富乃宝山』の蔵元さんがニュージーランドで挑戦したり。 幅広いお酒を作ってみることで、見える世界がある。「あぁ、お酒の世界って、なんて奥深いんでしょう!」

今回ご紹介した一本

パーラーシードル(仙禽)

  • 価格: 2,200円(税込)
  • 原料: 栃木県産リンゴ
  • アルコール度数: 6%

仙禽酒造さんは日本酒も大人気ですので、今度そちらもじっくり深掘りしたいと思います。


知ればもっと、美味しくなる。それが「ナナと一杯」の結論です!

皆さんは、シードルを飲んだことはありますか?また、他に気になっている日本酒蔵の「意外な挑戦」があれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!

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