こんにちは、ナナです!フリーランスの酒類コンサルタントとして、日々「心に響く一杯」を探求しています。
さて、今夜は何と乾杯しますか?
今日ご紹介するのは、日本ワイン好きならずとも、そのストイックな姿勢に日本酒ファンまでが熱い視線を送る、長野県小布施町の「小布施ワイナリー」さんです。
なかなかお目にかかれない、見つけた時は「ラッキー!」と思わずガッツポーズしたくなる。そんな希少で情熱に満ちたワインの魅力に迫ります。
1. 「インターネットで買えない」理由にある、造り手のプライド
まず、大切なことをお伝えします。小布施ワイナリーのワインは、ネットショップでの高額転売に注意してください!
実は、ワイナリーさんは特約店(酒販店)さんに対し、インターネット販売を控えるようお願いされています。それはなぜか。
「ワインを単なる製品としてではなく、造り手の想いや背景を直接対話で伝えてほしい」
そんな願いがあるからです。 「ドメイヌソガはクレイジーなんだよ」と笑いながら話してくれる店主さんと、それを聞くお客様。そんな「普通の姿」を大切にされているんです。
「あぁ、この一杯に込められた物語を、もっと伝えたくなりますね!」
購入を希望される方は、ぜひ公式サイトの販売店リストを確認して、お近くの情熱ある酒屋さんを訪ねてみてください。
2. 「脱いだら凄い身体」を目指す、ストイックなワイン造り
現在、ワイナリーを率いるのは4代目の曽我彰彦さん。彼のワイン造りを一言で表すなら「インナーマッスルを鍛えた身体」です。
きらびやかなイメージとは裏腹に、地味で過酷な畑仕事を何よりも重視。さらに驚くべきは、自然発酵をより深く理解するために「HPLC(高速液体クロマトグラフィー)」や「PCR検査キット」といった最新の分析機器を導入している点です。
「神に祈る」だけでなく、科学の目を持って自然と対話する。この飽くなき探求心、「まさに、造り手の魂が宿る究極の雫ですね!」
「サンシミ(Sans chimie)」へのこだわり
小布施ワイナリーを語る上で欠かせないのが「サンシミ」という言葉。フランス語で「化学物質なし」を意味します。
- 無化学農薬・無肥料栽培
- 醸造時も補糖、補酸、培養酵母などを一切使用しない
「土がメタボになると、木も病気になる」と考え、あえて肥料を撒かず、雑草たちに土の窒素を浄化させる。そんな「滋味豊かなワイン」への執念が、あの唯一無二の味わいを生むのです。
3. 冬の「リフレッシュ」は日本酒造り!?
曽我さんは、冬の期間にはなんと日本酒造りも行います。本人曰く「日本酒造りはリフレッシュ」だそうですが、そのクオリティは専門家も唸るほど。
ちょうど今の時期(冬から春にかけて)にリリースされる日本酒も、ワイン同様に大人気で入手困難!ワイン造りへのヒントを得るために日本酒を醸すその姿勢、生き方として本当に美しいですよね。
4. 待望のリリース!「オーディネール メルロー 2023」実飲レビュー
今回私が手にしたのは、2年ぶりのリリースとなったこちらの一本です。
- 商品名: 小布施ワイナリー オーディネール メルロー 2023
- 価格: 2,310円(税込)
- アルコール度数: 12%
2022年ヴィンテージは納得のいく出来にならず販売を見送ったという、妥協なき選別を経て届いた2023年。
「グラスに注いだ瞬間、その輝きに見惚れてしまいました!」
透明感のあるルビー色。プラムのようなエレガントな果実味に、滑らかなタンニンと美しい酸が寄り添います。 非常に洗練されているのに、決して物足りなさを感じさせない芯の強さ。これぞ「インナーマッスルが鍛えられたワイン」です。
「お料理と合わせるなら、この繊細な酸を活かした和食や、シンプルな味付けの肉料理が最高に引き立ちます。」 「このお酒には、ぜひ職人さんの手仕事が感じられる作家さんの器を合わせてみたいですね。味わいの奥行きがさらに広がります。」
まとめ
小布施ワイナリーのワインは、単なる飲み物ではありません。曽我彰彦さんという一人の人間が、土と向き合い、科学を武器に、自然の声を形にした「作品」です。
もし酒屋さんの店頭で見かけたら、迷わず手に取ってみてください。そこには、大量生産のワインでは絶対に味わえない、心の奥に染み渡る感動が待っています。
知ればもっと、美味しくなる。それが『ナナと一杯』の結論です!
皆さんは、最近「造り手の情熱」を感じて感動したお酒はありますか? ぜひコメント欄で教えてくださいね!

